日本ガイシ株式会社

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1997年12月01日

光ファイバージャイロ用 光導波路デバイスの量産出荷を開始

日本ガイシ株式会社(社長:柴田昌治、本社:名古屋市)は、光ファイバージャイロスコープ(FOG)の主要部品として用いられる光導波路デバイスの量産出荷を開始しました。

光導波路デバイスを用いたFOGは日立電線株式会社が開発したもので、カーナビゲーションシステムや姿勢制御装置に使用されます。カーナビゲーションシステムとしては、ザナヴィインフォマティクス株式会社のシステムに採用され、日産自動車株式会社のセドリック,グロリア及びシーマに工場装着されています('97年6月以降順次採用)。また、姿勢制御用としてはヤマハ発動機株式会社の産業用無人ヘリコプター('97年10月発売)に搭載されています。

今回の光導波路デバイスを使用したFOGは、ファイバーループ内を回る光の干渉を利用して角速度を測定するセンサーで、従来の振動ジャイロの10倍以上の精度を持っており、カーナビゲーションに応用した場合には、GPSの電波が受信できなくても正確に車の位置が検出できます。また光ファイバージャイロの大きさも、たばこの箱程度にすることが可能となりました。

日本ガイシは、光導波路チップの製造からデバイス組み立てまでの一貫した量産ラインを'96年10月に愛知県小牧市のエレクトロニクス事業本部電子部品工場内に新設、生産能力としては、5,000個/月〜10,000個/月で、光導波路デバイスの生産能力としては世界最大の規模を持っています。

また当社独自の精密加工技術や自動調芯技術などを用いて、光ファイバーと光導波路の調芯・接合技術を確立したことにより、製造コストを従来の10分の1以下までに引き下げることができました。

日本ガイシでは、光導波路デバイス分野で2001年には数十億円の売上げを目指しており、今後光情報通信分野で使用される機能部品の開発を進めていくと同時に、光導波路デバイスを低コストで供給できる見通しを得たことから、他社へのOEM生産にも積極的に対応していく予定です。

<ご参考>

光ファイバージャイロスコープ(FOG)
ジャイロスコープは物体の角速度(回転速度)を計測するセンサで、機械式,電子式などいくつかの方式がある。FOGはループ状の光ファイバー内を両方向に伝搬する光の干渉を利用して角速度を計測するもの。
今回採用されたFOG用光導波路デバイスは、カプラ,偏光子,位相変調器などの光学部品を、LN(LiNbO3:ニオブ酸リチウム)基板上に集積したもので、個別部品を光ファイバーで接続する必要がないため小型化,安定化,耐環境性向上,価格低減を実現している。
光導波路デバイス
LN(LiNbO3:ニオブ酸リチウム)基板上に、フォトリソグラフィ技術を利用して、光導波路(光の通路)や複数の光部品を集積し、光ファイバーを接続した機能部品。
集積する光導波路や電極の配置などによって、光信号をスイッチングしたり、電気信号を光信号に変換したりするもので、光ファイバージャイロの他、光CATV用のアナログ変調器,データ通信用のデジタル変調器,光スイッチ,光電圧・電流センサ,波長フィルターなど、光情報通信の分野に応用される。

以上


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