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冷凍庫[れいとうこ](アイスクリームストッカー) 1台
エアキャップ
注射器[ちゅうしゃき](2.5ml用 針のないもの) 1本
ライト 1台
上のムービーは、ラインライトガイドと集光[しゅうこう]レンズ(冷凍庫内を平たい面状にてらすことができるライトのセット)を使用
ビームの開きをせまくすることができる懐中電灯やマグライトでもよい
黒い布[ぬの]か紙 (冷凍庫内(底面[ていめん]と側面[そくめん])の表面積分)
1) 冷凍庫内の側面と底面に黒い布(紙)をはって、マイナス20℃くらいにまで冷やす
2) 1粒[つぶ]ずつ切りはなしたエアキャップ(エアシート、エアクッションともいう)を、ふくらんだ方が先端に向くようにして注射器に入れる
3) 十分に冷[ひ]えた冷凍庫内に光をあてて、息をふきこむ。中のようすを見ながら20〜30秒待つ
エアキャップ
息にふくまれていた水蒸気[すいじょうき]が
過冷却状態[かれいきゃくじょうたい]の雲粒[うんりゅう]になる
4) 雲の中で注射器の中のエアキャップをつぶす
煙[けむり]のように見える小さな氷の粒[つぶ]が、
しだいに虹[にじ]色にキラキラとかがやいて見えるようになる
冷凍庫[れいとうこ]の中に息をふきこむと、息にふくまれていた水蒸気[すいじょうき]が白い雲になる。これは水蒸気が小さな水滴[すいてき](雲粒[うんりゅう])にかわった(凝結[ぎょうけつ]した)ものだ。しばらく待つと、過冷却状態[かれいきゃくじょうたい]の雲ができる。
ダイヤモンドダストの顕微鏡写真(撮影:山下 晃) この雲の中でエアキャップをつぶすと、けむりのようなものが見える。注射器[ちゅうしゃき]から飛びだしたエアキャップ中の空気は急に広がる(断熱膨張[だんねつぼうちょう]する)から、いっしゅんのうちに温度が下がるんだ。すると、たくさんの小さな氷の粒[つぶ](氷晶[ひょうしょう])ができる。これが、けむりの正体。雪の赤ちゃん、ダイヤモンドダストの誕生[たんじょう]だ。そして、光をあてるとダイヤモンドのチリのようにキラキラと光る。それは、ひとつひとつの氷の粒が、近くの雲粒から蒸発した水蒸気をとりこみながら、六角形の板状結晶に成長するからなんだ。
しばらくすると、虹[にじ]のような七色にキラキラとかがやくようになる。これはうすく透明[とうめい]な六角形の板状結晶が反射する光が干渉[かんしょう]するためで、シャボン玉に色がついて見えるのと同じ理由だ。
ダイヤモンドダストダイヤモンドダストは空気中の水蒸気[すいじょうき]が細かい氷の結晶[けっしょう](氷晶[ひょうしょう])になって空気中にうかび、太陽の光や街[まち]のあかりにてらされてキラキラかがやいて見える現象[げんしょう]。地上でみごとなダイヤモンドダストを見ることができるのは、しめった空気がマイナス15℃以下[いか]に冷[ひ]えるところ。光があたらなければ見えないし、風があってもうまくない。こんな条件[じょうけん]はめったにそろわないから、とてもめずらしい現象なんだ。

でも、ダイヤモンドダストと同じ氷晶は、上空の雲の中にたくさんにある。まわりの雲粒から蒸発[じょうはつ]した水蒸気をもらって成長し、やがて雪の結晶[けっしょう]になるんだ。だから氷晶は「雪の赤ちゃん」なのさ。
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