日本ガイシなど7社共同によるパビリオン「夢みる山」には4つのゾーンと広場があり、これらを大きな白い屋根が覆う。このパビリオンの象徴となる大屋根は、高さ41.5メートルの支柱から山の稜線を描くように張られた40本のワイヤーと、ガラス繊維製の白いテントからなる。世界にアピールする日本の代表的な風景である富士山をイメージしている。
長野オリンピック表彰式会場の演出を手掛けた岡山県立大学の児玉由美子助教授指導のもと、夜間には大屋根をライトアップする。頂部を照らす98台の発光ダイオード(LED)と、中腹からすそ野にかけてを照らす48台の高輝度放電灯(HID)を支柱に設置して「赤富士」を演出する。江戸時代に葛飾北斎が描いた富嶽三十六景「赤富士」などを連想させることで、21世紀初の万博会場にユニークな浮世絵の雰囲気を漂わせたいと考えた。江戸時代は当時、世界でも指折りの自然と調和した循環型社会であり、こうしたデザインから環境問題への取り組みの大切さを感じ取ってもらえればと願っている。
各社ホームページのほか、新聞やテレビを通じて広く一般に募集を呼びかけた結果、国内のみならず海外からの応募もあり、応募総数はなんと7,636件に。パビリオンの形状やテーマから連想される「富士山」「ちから」、万博から連想される「愛」「地球」「夢」「環境」にまつわるネーミングが多数寄せられた。
それらの中から吉本興業名誉会長の中邨秀雄氏ら有識者4人の意見を参考に応募作品を選定。福田あいさん(中2)、大野永莉さん(高2)からそれぞれ寄せられた作品「夢みる富士」に少し手を加えて「夢みる山」に決定した。
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