電力事業本部

時代の潮流を捉え、お客さまの期待を
常に上回る製品とサービスを提供し、
持続可能なエネルギー社会の実現に貢献します

電力事業本部は、電力という重要な社会インフラを支え、発展させる製品・サービスを世界中で提供しています。
再生可能エネルギーが拡大するに伴い、電力供給の安定化に寄与する大容量蓄電池へのニーズは高まっています。
また、ガイシ事業についてもお客さまの要望に即した最適な製品とサービスを迅速かつ正確、柔軟に提供できるように、お客さま視点で一層の体制強化を図っています。
お客さまに選ばれるブランドを目指し、電力インフラの整備や、再生可能エネルギーの普及、拡大に貢献する事業を進めていきます。

Products 主な製品

Results 2016年度の事業概況

来期以降へつながる案件が順調に進捗

売上高・営業利益は、ガイシ事業・NAS事業ともに期首予測を下回る結果となりました。ガイシ事業は北米の取り替え需要が低迷したことなどから減収となり、NAS事業は大口案件の出荷がなく低調だったことが主な要因です。 一方で、ガイシ事業、NAS事業ともに来期以降につながる案件が、順調に進捗しています。ガイシは、高度経済成長期に設置された国内の取り替え需要が堅調で、今後拡大します。海外では、経済の停滞や原油価格の下落などの影響で大口案件が足踏みしている状態ですが、中東や中国、東南アジアの新興国では電力不足を背景に送電網整備の需要があります。NAS電池については、ドイツで再生可能エネルギー拡大に伴う電力需給バランス調整の実証実験が開始されました。日本でも再生可能エネルギーの拡大に向けた電力系統用蓄電池の検討が始まり、NAS電池が活躍できる土壌が整いつつあります。

Present Action 
2017年度の課題と取り組み

【ガイシ事業】

競争力を高め、スリムな事業体制を構築

ガイシ事業では引き続き堅調な国内の取り替え需要に応えつつ、製品の競争力強化と、さらなる品質向上に取り組み、これまで以上に高い信頼を得られる製品やサービスを提供していきます。
さらに市況や需要の変動に対応できるよう、工場の生産ラインを整備したり業務を整理・統合したりして、需要の変動に即応できるスリムな事業体制を構築し、収益を改善します。
加えて、幅広いラインアップを求める市場の声に応えるため、北米市場を中心にOEM品の調達・販売を促進し、プレゼンスを高めていきます。

※OEM:Original Equipment Manufacturingの略で、委託者ブランドの製品をつくること(日本ガイシブランドによる製造委託)

【NAS事業】

需要の創出を図り海外市場を積極的に開拓

NAS事業については、今しばらく厳しい状況が続きますが、足元では潜在的なニーズが高まりつつあります。
風力発電の導入が盛んな北海道で、電力系統を安定化させるために蓄電池を設置する検討が具体化しており、受注を目指します。海外では、特に再生可能エネルギーの拡大が顕著な欧州で、需要調整に蓄電池を活用する動きが出てきているほか、中近東でも火力発電の代替として太陽光発電を導入する計画が持ち上がっています。
このようなさまざまなニーズに対してNAS電池の有効性をアピールする際に、我々のこれまでの豊富な設置事例や実績は大きな強みです。最近も2017年4月からドイツで実施される大規模ハイブリッド蓄電池システムの実証事業にNAS電池を提供することを発表したところです。こうした実証試験の場も積極的に活用して、NAS電池の認知度の向上や用途拡大を図っていきます。

Next Vision 今後の展望と取り組み

【ガイシ事業】

持続可能な事業体質の構築とブランド価値の向上

ガイシ事業は、高収益をあげられる事業構造をつくっていきます。日本も米国も電力設備の老朽化が進んでおり、今後、取り替え需要が拡大すると見られます。当社の製品は、いままで培ってきた実績と品質で非常に高い評価を得ていますので、今すべきことはスリムな生産体制づくりと、持続可能な事業体質の構築です。加えて、今まで以上に最適な製品とサービスを迅速かつ正確、柔軟に提供できるよう、お客さま視点で一層の体制強化を図っていきます。

【NAS電池】

世界的な再生可能エネルギーの拡大に伴い需要を取り込む

NAS事業では、大容量蓄電池として大容量でコンパクト、かつ優れたコストパフォーマンスを持つ強みを活かし、世界的な再生可能エネルギーの拡大とともに事業の成長を図ります。
再生可能エネルギーが本格的にエネルギーインフラとして導入されるのは、2020年から2025年ごろと予測されています。NAS電池の潜在ニーズは非常に高く、将来的な需要増加に備え、向こう数年間のうちに、積極的にさまざまな国・地域で実証実験を行います。お客さまによって蓄電池の導入背景や使用環境は大きく異なるため、知見や実績を蓄えることで、より実践的なソリューションを提案できるからです。製品販売後に発生するお客さまのニーズも予測し、導入後の遠隔監視やアフターケアに関するオペレーションの確立にも取り組んでいます。大容量蓄電池のリーディングカンパニーである当社は実績でも性能でも他社を先行しています。3、4年後には立ち上がるであろう大容量蓄電池のマーケットを見据え、海外市場での営業活動や実証試験を行い、お客さまに選ばれるトップブランドへNAS電池を育てていきます。

世界で約200ヶ所、約53万kWh/370万kWhの設置実績

Financial Data 業績推移と見通し

詳細はこちら>NGKレポート2017(PDF)

事業概況