リサイクル
「ファインセラミックフィルター」を採用した高性能浄水器。
リサイクル工場を訪ねる


樹脂、セラミックス、活性炭に分別する。
使用済みカートリッジを再び資源として役立てるために、日本ガイシでは"C1"独自のリサイクルシステムを構築しました。その最前線が、愛知県小牧市。のどかな田園風景に抱かれた東洋樹脂株式会社の一角に、回収されたカートリッジが集められます。ここでまずカートリッジを分解。樹脂、セラミックス、活性炭に分別した後、樹脂をペレット化します。
「東洋樹脂株式会社では、樹脂再生事業や木質資源の循環利用などに取り組んでいます。1970年の創業当時はナイロンからペレットを作り、再生ナイロン樹脂として再利用していましたが、現在は樹脂以外にも間伐材を使った舗装ブロックや、木質資源を分子レベルで新素材として利用する事業を手掛けています」(代表取締役社長 岡部洋治)

カートリッジを分解する工作機械の設計。
カートリッジをリサイクルする「難しさ」の1つが、「量」にあります。たとえば、リサイクル化する自動車部品や家電部品などが、通常1トン単位で取り引きされているのに対して、"C1"カートリッジの樹脂部分は1個わずか約300グラム、1000個集まっても300kgに過ぎません。そこで日本ガイシでは、使用済みカートリッジのリサイクルに協力していただきやすいように、無料回収システムを立ち上げました 。
「無料回収が定着しはじめたのか、年を追うごとに月平均の回収量が増えています」(取締役樹脂部部長 橋本秀行)
さらに、もう1つリサイクルを難しいものにしていたのが、カートリッジの「丈夫さ」でした。"C1"はファインセラミックフィルターと2層の活性炭フィルターを、圧力を加えながら通水させる構造であるため、カートリッジ全体を樹脂で被い、シール加工を施し、文字通り「水ももらさぬ」状態となっています。つまり簡単にポンっと分解できる製品ではありません。そこで、カートリッジの構造を設計したスタッフが自ら分解する機械を設計。東洋樹脂株式会社に納めました。
コンビーフの缶を開けるように樹脂をくるくる剥く。
写真でもわかるように地味な工作機械ですが、再利用可能ないくつもの資源ががっちり組み合わさっている"C1"カートリッジを、手作業で効率よく分解・分別することができます。分解過程は……
カートリッジをセットして一部を切断し、活性炭を取り出します。水気を含んだ活性炭が、ぞろりと出てきます。次にコンビーフの缶詰を開けるように、外側の樹脂部をくるくると剥いてファインセラミックフィルターと樹脂を分離。活性炭は脱臭剤などに、セラミックスは耐火物などに再利用するため、別のリサイクル工場へと運ばれます。


東洋樹脂株式会社では、樹脂を粉砕した後、添加剤やガラス繊維などを加え、溶解工程を経て麺のような状態になったものを細かく切り、単一樹脂のペレットにします。この樹脂ペレットは、食材を入れるポリ袋などを借り止めするクリップとして加工され、キッチンワークを手助けする日を待っています。
![C1[シー・ワン]ファインセラミックフィルター採用 次世代浄水器](../../image/rogo01.gif)

