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2009年03月18日
日本ガイシ株式会社

新型加熱装置が日本機械学会東海支部賞を受賞

日本ガイシ株式会社(社長:松下 雋、本社:名古屋市)はこのほど、産業プロセス事業部が開発した産業用加熱装置の自動温度プロファイル試験炉が高く評価され、日本機械学会東海支部賞の技術賞を初めて受賞しました。受賞を弾みに、今後の需要が期待できる太陽電池や有機ELなど新分野への加熱装置開発に一層注力していきます。

自動温度プロファイル試験炉は温度を個別に制御できる連続した4つの個室を設けた試験用加熱装置です。多結晶太陽電池セルの最適温度条件(温度プロファイル)を決定する場合、従来はバッチ炉やメッシュベルト炉を使用しています。しかし、炉内温度の操作性や短時間加熱の実現に難点があり、セル材料の新規開発の障害になっています。

今回の試験炉は、太陽電池セルの量産用焼成炉の技術を応用し、セラミック素材を用いた支持梁(ビーム)で被加熱物を支持する搬送方式(ウォーキングビーム方式)、セルとビームを離隔する端面支持、また各個室の温度独立性を高めた炉構造を採用しました。そのため、従来はできなかった毎秒100℃以上の急峻で自在な焼成温度条件を実現します。また搬送速度を自在に変更できるため、炉内温度を変更せずにセルの温度を変えることも可能です。

さらに、炉の自動制御と連動した自社開発の熱シミュレーションソフトにより、セルを良好に焼成する温度プロファイルを極めて短時間で自動的に決定できます。温度プロファイル解析にかかる時間を従来の50分の1以下と飛躍的に短縮することで、長時間かかっていた開発期間を大幅に短縮できます。これまでにない多種多様な温度プロファイルが実現できるため、今後一層の性能向上が求められる太陽電池セルの電極の焼成、乾燥に用いられるほか、有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)、リチウムイオン電池を含む二次電池などの分野で、部材、製品開発のためのサンプル試験にも適用できます。

これら技術の独創性や解析ソフトの優位性、また太陽電池分野で既に実用化されている点が高く評価され、当社として初めて日本機械学会東海支部賞の技術賞を受賞しました。3月17日に岐阜大学で表彰式が行われ、出席した開発担当の近藤良夫(産業プロセス事業部)は「最適設定温度を自動で決定できる機構を備えた加熱炉の開発は夢だった。それを実際の形にできたのは大変うれしい」と受賞の喜びを述べています。

日本機械学会は1897年に創立され、総会員数約4万人を誇る日本最大級の学術専門家集団です。日本機械学会東海支部賞は1997年の同会創設100周年を機に、東海地区の学術、技術の振興を奨励することで機械工学と機械工業の基礎技術を向上、強化するために設けられました。業績の内容に応じて功績、貢献、研究、奨励、技術、発明、プロジェクト、アントプレナーの8種類の賞があり、当社が受賞した技術賞は、地元の機械工学および機械工業の独創的な技術の開発、研究に顕著な実績を挙げた個人、グループに授与されます。

自動温度プロファイル試験炉外観

自動温度プロファイル試験炉外観

田中皓一・名古屋工業大学教授(前日本機械学会東海支部長)から表彰される近藤良夫(右)

田中皓一・名古屋工業大学教授(前日本機械学会東海支部長)から表彰される近藤良夫(右)

以上


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