2007年11月27日
日本ガイシ株式会社
日本ガイシ株式会社(社長:松下 雋、本社:名古屋市)はこのほど、メキシコにディーゼル車排ガス浄化用セラミックスの生産拠点を設立することを決定しました。日米欧でのディーゼル車排ガス規制の強化による需要増に対応し、供給体制を強化します。
今後、日米欧の各市場でディーゼル車の排ガス規制が強化され、PM(粒子状物質)に加えてNOx(窒素酸化物)の排出規制も強化されます。乗用車をはじめ、トラック・バスなどの大型車や、建設機械、農業機械などにも、ディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)の搭載が事実上、義務付けられるとともに、NOxの還元触媒による低減対策が必要となります。2010年以降、さらに規制が強化される米国を皮切りに、主に大型車や建設機械、農業機械向けの利用が期待されるコージェライト製DPFと、NOx還元触媒、酸化触媒用の大型担体(触媒用大型担体)の需要が大幅に増加すると予想しています。これらコージェライト製DPFと触媒用大型担体の需要増に対応するため、新たにメキシコに生産拠点を設立することを決定しました。最大の需要地になると見込まれる米国に隣接するメキシコは、米国市場へ製品を供給する主力生産拠点になると期待されます。
自動車排ガス浄化用セラミックス(コージェライト製)
| 会社名 | NGKセラミックス・メキシコ(仮称) |
|---|---|
| 設立時期 | 2008年1月 |
| 資本金 | 当初11億円(日本ガイシグループ 100% 出資) (※)建設着工前に40億円へ増資予定 |
| 所在地 | メキシコ合衆国 ヌエボ・レオン州 モンテレー市郊外 |
| 敷地面積 | 240,000m2 |
| 生産品目 | ディーゼル車向け 排ガス浄化用セラミックス (コージェライト製DPF、大型担体) |
| 生産開始 | 2009年9月 |
| 販売地域 | 主に米国 |
当社はこれまで、ガソリン車とディーゼル車向けに排ガス浄化用セラミックスを供給してきました。SiC(炭化ケイ素)製DPFは、ディーゼル乗用車が新車販売の約半数を占める欧州市場向けを中心に、日本、ポーランドに生産拠点を設立し、需要増に対応しています。一方、主にトラック・バスなど大型ディーゼル車向けには、コージェライト製DPFと触媒用大型担体を生産しており、日本、中国、米国、インドネシアに生産拠点を展開し、主要市場である日本・北米・欧州への供給体制を整えています。
既存の生産拠点に加えて新たに生産拠点を立ち上げ、拡大する需要を取り込むとともに、長年培ってきたセラミック技術で、コージェライト、SiC双方の材料を用いた排ガス浄化用セラミックスを供給できる唯一のメーカーとして、その強みを生かして顧客の幅広いニーズに柔軟に応え、世界の市場へ供給する最適な体制を、グローバルな視点で強化していきます。
NGKセラミックス・メキシコ(仮称)の位置
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