日本ガイシ株式会社

ページ内を移動するためのリンクです。



ここからグローバルメニューです。

  1. ホーム>
  2. ニュース>
  3. 1999年>
  4. 1999年02月18日

ここから本文です。

1999年02月18日

炭素繊維系金属含浸複合材の実用化に成功

日本ガイシ株式会社(本社:名古屋市,社長:柴田昌治)は、炭素繊維系金属含浸複合材の実用化に成功しました。

今回実用化した材料は、C/Cコンポジット(炭素繊維強化炭素複合材)に金属シリコン(Si:ケイ素)を含浸するとともに、炭化ケイ素(SiC)を均質に分散した状態で合成させた複合材「Si-C.C.(エスアイシーシー)」です。C/Cコンポジットは、炭素繊維で強化した炭素成形体で、金属材料に比べて軽量,高強度で弾性も高く、2000℃以上の高温に耐えるなどの優れた特性を持っています。当社ではC/Cコンポジットに金属シリコンを含浸させて、性能や寿命をさらに改善し、適用範囲を大幅に拡大する新規複合材の量産技術を確立しました。

この複合材は、当社の焼成炉用耐火物「NEWSIC」で用いている金属シリコン含浸技術を応用したもので、従来の化学気相蒸着法(CVD)や化学気相含浸法(CVI)に比べて、大型で均質な製品を低コスト,短納期で量産することが可能です。(「NEWSIC」…シリコン含浸炭化ケイ素:Si-SiC,炭化ケイ素の気孔に金属シリコンを含浸させて気孔率をゼロに近づけた高強度耐火物)

なお、C/Cコンポジットは、国内のトップメーカーである(株)アクロスが開発した、金属シリコンの含浸に適したものを使用しています。

炭化ケイ素を生成させることにより、従来のC/Cコンポジットが持つ低熱膨張性,耐熱衝撃性,耐食性などの特長を維持したまま、耐酸化性や耐摩耗性を大幅に向上させることができ、現在までの試験評価では、C/Cコンポジットの10倍以上の寿命が確認できています。今後新しい工業材料として、航空宇宙,半導体,産業用機器などのさまざまな分野で、耐熱部品(高温炉用炉材,高温治具等),摺動部品,制動部品(ブレーキ等)として、幅広い用途展開が見込まれます。

また、炭化ケイ素の生成量を増やし、金属シリコンの含有比率を極めて低く制御することも可能なため、従来は金属シリコンが製品の品質や設備に悪影響を与える恐れがあるために使用できなかった金属溶湯設備(ポンプ等)への適用も可能です。

当社のセラミックス事業本部では、1998年7月にMICプロジェクト新設して、セラミックス技術を応用した新規複合材の開発と事業化を進めています。今回実用化した複合材以外にも、シリコン以外の金属や炭素繊維以外の材料を組み合わせた複合材も開発中で、今後順次市場投入していく予定であり、2005年には100億円規模の事業を目指しています。

<参考>

株式会社アクロスの会社概要

・設立:
1987年5月20日
・本社:
埼玉県蕨市
・資本金:
4億9,445万円
・社長:
中川 隆夫
・事業内容:
C/Cコンポジット製炉材,特殊摺動部品等の製造,販売
・売上高:
8億円(98年3月期)
・従業員:
25名

<添付資料>

Si-C.C.製品

Si-C.C.製品の写真

Si-C.C.の電子顕微鏡写真

Si-C.C.の電子顕微鏡写真

以上


「ニュース」内メニューです。

ニュース


ページの先頭へ

日本ガイシ株式会社